ひつじのお家

自分用の日記みたいなものです

変化

最近、私も、その周りも一気に変化した気がする。
周りは実はいつも通りなのかもしれない。
私の視点が変わったせいで周りも変化したみたいに見えるだけなのかもしれない。

リセットするのを怖がっているだけだ…って、コナン君が映画「探偵たちの鎮魂歌」で言ってたけど、まさに、本当に、そうだよね。
今までやってきたことが結果、いい結果に終わらなかった時…また最初から考え直してやり直すしかないんだけど、実際リセットを躊躇ってしまう。
そこに費やした時間や労力、思い入れが強ければ強いほどリセットが怖い。
全て無駄になってしまうんじゃないか、元の何も知らない自分に戻ってしまうのではないか、って考えてしまう。
元の自分を想像してみると、本当に未熟で、何も知らなくて、二度と戻りたくない。
だから、最初立っていた場所にまた歩いて戻るのは、怖くて仕方がなかった。

でも本当はそんなこと全然ない。
そのことに本当の意味で気づくのに時間がかかった。
分かってはいても、頭も体もついては来てくれなかった。
分かった気になっていても本当はそうじゃなくて、それは一時の思い込みだった。
どこかに拭い切れない部分が存在していて、ちょっとした拍子にそれが暴れだす。
それが今完全になくなった気がする。
もちろん、絵の具をつけっぱなしにしていたパレットが、いくら洗っても絵の具そのものは取れても、染みみたいになってうっすらと残る色は取れないように、
何もかも全部完全になくなったわけではない。
だけどこれで、私はちゃんとした真っ新のパレットに戻れたわけだから、何の心配もせずに次の絵の具を注ぎ込むことができる。
それで、そのうっすらと残った色が、私に新しい視点をくれているような気もする。

巻き戻されたわけではない、過去に戻ったわけではない、
そうじゃなくて、私は元に進んだ。
一度進んだ道の全てを知った上で戻った。
だからこれからは他の人よりも遅れていても、周りの人にとやかく言われても、
自分が正しいと思う道を、遅れながら進んでいけばいいんじゃないかと思う。

私がここまで到達するまでには、いろんな会話があったなって思う。
いろいろ何回も同じことばかり考えたなって思う。

やっとここまでたどり着いた。
私は、これからよけることに専念する。
よけないと私はまた今度は本当の意味で過去の自分に戻ってしまいそうな気がするから。
よけながら進んでいく。