ひつじのお家

自分用の日記みたいなものです

2017年あけましておめでとうございます

なんだかんだで久しぶりのブログ更新。

 

あけまして一番の記事がマイナスな内容なのもどうかと思うけれど、

最近、お金に関するトラブルが多い。

 

ニュージーランドから日本に帰ってきて、

交通費の問題、携帯電話料金の問題、保険の問題、学費の問題、国際送金の問題、年金の問題…

その他細かいのも含めるの数え切れない。

処理しても処理してもどこからかお金の問題が湧いてくる。

 

とにかく、年は明けたけどまだ年度は明けてないから、すべての問題を一つずつ冷静に潰していって、何も問題がない状態で新しい年度を迎えたい。

 

私は何か根本的な何を欠いているのだと思う。

 

 

もっと禁欲的な生活を送らないと。

 

今の私の将来の夢。

これからの抱負。

 

 

今、私は正直に言って、何故薬剤師を目指しているのかが分からない。

別に薬剤師である必要性は全くないと思っている。

 

私の大学がたまたま6年制薬学部であった、というだけだ。

それなら、年180万という巨額の学費を払ってまで、特にそうしたいわけでもないのに薬剤師になる価値はあるのかと思えるかもしれない。

私もその問題については何度も考えた。

 

すぐに退学して就職する道も、他の大学を受け直す、もしくは転学する道も考えた。

でも、自分の中でそれはどうしても違うことなのだ。

 

理由はいくつかある。

 

1つ目は

何か1つ、自分の中で誇れるものを作りたい。

 

そう思っている。

このまま他の大学に行ってしまうか就職してしまえば、そんな風な能力を身につけるのはかなり難しくなると考える。

たまたま入って2年間続けてきた「薬」という分野ならあと4年間勉強を続けたら専門家になれるから、今から始めるには一番の近道になるはず。

 

2つ目は

自分の中で本当の自由を手に入れたい。

自由っていうのは、ニュージーランドで経験したような自然の中で好きなことをできるような種類の自由。

ぼんやりとではあるけれど、やっぱり人間らしい生き方って一生都会に閉じこもって同じ会社で奴隷のように働くことではないと思う。

一番大切なことは会社でいい立場に立つことでも、効率よく仕事をこなすことでも、お金をいっぱい稼ぐことでもない。

それを証明するために、会社でいい立場に立って効率よく仕事をこなし、お金をいっぱい稼ぎたい。

一度経験しないと、本当にそれが大事なことではないか身をもって分かることができないし、経験したことのないものにそれを語る資格もないと思うから。

ホームレスが「人生において大切なものはお金じゃないよ」って言っても全く説得力がないのと同じ。

 

しばらく本気でいいところで身を粉にして働いてお金をいっぱい稼いで、

堂々と「お金も権力も地位も大事じゃない」と言って辞職してもいい。

そして自由を手に入れたい。

そしてその後、困っている人を助けたい。

 

これが私の今後の人生の計画。

 

私は自分の職種に特にこだわりがあるわけではない。

それよりも、どれだけ困っている人を救うことができるか

どれだけの人に感謝され、自分の存在意義を見出すことができるか

それが一番大事なことだと思っている。

 

結局、1度きりの人生を、どう後悔しないように送るか、手探りで模索していく、みたいな生き方になっていきそう。

どちらにしろ様々な経験を大切にしたいと思っているし、その経験が人を何倍も大きくし、強くしていくと思うから。

 

今まずやりたいことは何かの頂点を目指すってこと。

努力したい。

 

突然ですが暇なので妄想を垂れ流します

2か月前、アジアの金融の中心地シンガポールに行ったんです。

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一番心打たれたのはやはり夜景。

360度、高層ビルが連なっているんです。

 

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何の誇張もなく、本当に全てが異次元に感じられた。

実物は写真よりはるかに奇麗です。

 

 

シンガポールといえばアジアの金融の中心地。

 

世界中の大企業の高層ビルに360度囲まれて思った。

 

夜21時。

 

まだ明かりがついている。

 

きっとまだ中で仕事をしているんだろう。

 

 

中にいる人はどんな人だろうか。

 

 

 

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きっと各国の才能にあふれた人たちが集まっているんだろう。

 

きっと今私がいる所とはかけ離れた世界なんだろう。

 

私の想像を絶する大きな物事を動かしているんだろう。

 

この高層ビルには私の知らない世界が詰め込まれているんだろう。

 

 

そんな、未知の物事に対する好奇心のようなもので私の心は満たされた。

 

 

 

 

 

何故ニュージーランドに留学している今そんな過去の出来事に思いを馳せているかというと。

 

例えばこういうのはどうだろう。

 

シンガポールの高層ビルの十数階。

私はビジネスウーマンでそこで働いている。

その仕事は国際的で、責任重大だけどやりがいがある。

様々な国籍の同僚。

私も含めみんな何らかの才能を買われて雇われている。

毎日忙しくてその日も夜の残業。

町は観光客やお金持ちで溢れている。

バーやカジノも賑わっている。

 

そんな町の高層ビルの一角。

 

私は残業中にふと窓の外の景色を見る。

今でこそ当たり前になったけれど、改めてこうして見てみるとそれは本当に息を飲むような光景である。

「奇麗」とか「美しい」とかそういう日本語を超えた何かが潜んでいる。

そんな薄っぺらい景色ではなく、どこか、町全体が今を生きているような、何かが潜んでいるような。

窓の外にしばらく気を取られていると、私の隣にマレーシア出身の同僚の男性がやってくる。そして私と同じように窓の外を眺める。

世界中の観光客とお金持ちがカジノやお酒を楽しんでいる光景である。

 

その瞬間私は何とも言えない充実感で満たされるのだ。

私は彼らみたいに気楽に遊んでいるわけではないが、この時間を隣の同僚と共有している。

大変だけれどやりがいのある仕事を一緒にこなしているし、この生きた世界最先端の町の一部として共に生活しているのだ。

 

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これは全部私の妄想です。

ニュージーランドの学校にマレーシア人の天才がいて、その人を見ているとこういう妄想をしてしまった。

彼はきっと将来いい職を手に入れるだろうな。

そして私も世界の最先端に憧れている。

でもこれは妄想。

夢のまた夢の話です。

 

 

NZ-DAY22 In the little book shop…

ロトルアの様々なお店が立ち並ぶ通りにある、一軒の本屋さんに行きました。

中を覗くとおじさんが一人、脚立に上って子供の本のコーナーの整理をしているようでした。

 

その本屋さんの中を見て回っていると、村上春樹の本が数冊置いてありました。

もちろん英訳されたものだけれど。

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

1Q84

ねじまき鳥クロニクル

ノルウェイの森

1973年のピンボール風の歌を聴け」←一冊にまとまっている

など…小さい本屋さんなのに、しかもニュージーランドからすると外国の作家なのに、結構種類が豊富。

最新刊である「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」は数冊置いてありました。

村上ファンの私としては全部欲しいところなのですが、1冊の値段が結構高いのでどれか一つ選ぶことにしました。

迷いに迷った末、決めたのがこちら。

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風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」が1冊にまとまったもの。

NZ$40です。約3000円といったところですね。

表表紙から読むと「風の歌を聴け」、裏表紙から読むと「1973年のピンボール」といった面白い作りになっています。日本では見たことない。

つまり、表表紙と裏表紙で上下が逆転しています。

最初見た時は印刷ミスかと思いました。

 

また、タイトルも

 

「WIND」

 

風。

 

「PINBALL」

 

ピンボール

 

で、「え、適当過ぎじゃない??」と少し不安になったのですが…

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中身は普通でした。

 

それで買うことに決めて、脚立のおじさんに声をかけた時、思わぬ言葉をかけられました。

 

私「Excuse me.This one, please.」

 

おじさん「Oh, This is his earliest novel.」

 

私「Yes, I love him.」

 

おじさん「Me, too.」

 

おじさんが何て言ったか正確に聞き取れたわけではないので、細かいところは間違っていると思いますが、まずおじさんが村上春樹のことをよく知っていることに驚き、感動しました。

 

日本でも賛否両論ある村上春樹

でも、外国にもその価値を認めている人がいるんだってことを実際に肌で触れることができた瞬間でした。

 

感動して泣きそうになりました。

 

買った後、お店を見まわしていると、このおじさんは本が本当に好きな人なんだなぁということが伝わってきました。

いろんなところに添えてある本に関するおじさんの手書きのコメント。

ジャンルやイメージごとに奇麗に並べられた本たち。

そしておじさんが脚立にのぼって丁寧に作業をしている姿。

 

なんて素敵な本屋さんなんだろう、と心から感じました。

 

きっと村上春樹の作品が豊富に揃えてあるのは、おじさんの趣味なんだろうな、とか想像すると、ますますこの本屋さんが好きになりました。

 

 

今日はこの本屋さんに出会えてよかった。幸せな気持ちになりました。

NZ-DAY16 New class

あー。眠いよう。NZに来てから毎日が眠い。

日本では夜中1時回っても2時回っても起きてたのに、ここでは21時あたりから眠気がじわじわとやってきて、22時あたりから戦いが始まり、23時になるかならないかあたりでノックアウト。気付いたら朝。

…という状態です。

 

でも寝られないより全然いい。

ここ何日か睡魔にやられてブログ更新を休んでいました。

でも、今も眠いのです。早く寝たい。

ということでこの前の土曜日から起きた出来事を適当に書きます。

 

4月9日(土)

・学校からピクニックツアーに行った。

・3時間歩いた。疲れた。きれいな水が見れた。

・↓その写真(ホストマザーにカメラ借りた)

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ブルーです!ブルー!!

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とにかくすべてがキレイ。

日本にはないなぁ。

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牛さん。ここを通りました。ちなみに地面は牛さんのフンだらけ。

ちなみに、ニュージーランドではこの光景は日常的なものです。

どこにでもあります。草原+牛。

日本では牧場に行かないとみられないけれど。ニュージーランドでは街並みがこれなのです。

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遠くから見るとこんな感じ。草原に見える黒い点々が牛です。

土曜はそんなもんか…。

いや、まだある!!!

初めてホストマザーに家にある養蜂の蜂の巣の中身を見せてもらった!!!!

(ホストマザーの趣味の一つが養蜂なのです)

あの、ハチミツを取る人がつける服を着たの!!

↓こういうやつ!!あ、これは拾い画像だけど。

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すっごいハチがぶんぶん飛んでて怖かったけど間近で大量のハチと蜂の巣を見れた貴重な体験でした。写真はありません。

そんな土曜日!

 

4月10日(日)

iPhoneをNZの携帯会社「spark」で購入。でも在庫がなかったから注文して届くまで待ってる状態~~。

・ホストマザーとbee meetingとかいうやつに行った。養蜂をしている人向けの説明会みたいな感じ。これから冬に向けてどんな支度が必要か、どうやってハチミツを採集するか、などの説明。

まあこれはカルチャーショックだよね。日本では養蜂が趣味とかあんまりないけれど、こっちでは結構あるみたい。

・スーパーに買い物に行った。なんと日本の「味の素」を発見して即買いました。味噌汁作るぞ~~(/・ω・)/

日曜そんなもん。

 

 

4月11日(月)

今日!!いつも通り!学校では新しいクラス!

今週から新しく来た人もいっぱいいて、友達作り頑張ろう~!って感じです!(適当)

晩ご飯はホストファミリーのために唐揚げと天ぷらを作りました。でも天ぷらは薄力粉が足りず、うまく衣がつきませんでした…(´・ω・`)

でも唐揚げはうまくいった!NZの鶏肉うまい!!久しぶりに馴染の食べ物が食べれてちょっと安心した(*´▽`*)

以上!!!眠い!眠いぞ!!私は眠いのだ!!

 

 

おやすみなさい!こんなに長ったらしくてどうでもいい文章を最後まで読んでくれてありがとう!私が寝落ちなければまた明日更新します!

See ya!

 

 

NZ-DAY13 Lion Feeding

今日は金曜日なので授業は午前中だけ。

午後からはアクティビティー(/・ω・)/

動物園に行きました!!!

 

と言っても動物の種類はやたら少ない!

でも敷地はやたら広い!

ニュージーランド特有のシダのジャングルがやたら続いていました。

ここからは今日見た動物を紹介します。

(なおiPhoneがつぶれて写真が撮れないためイメージをお届けします。)

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まずは鳥。鳥です鳥。何の鳥か?知ったこっちゃない。

とにかく鳥がいました。

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ワラビー。超かわいい。ぬいぐるみみたい。

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豚の赤ちゃん。しっぽぷりぷり可愛いいいいいあああ!!

ぴぎー!ぴぎー!

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魚。魚です魚。何の魚か?知ったこっちゃない。とにかく魚です。

なんか知らないけれど全員同じ方向にグルグル回ってらっしゃいました。

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そして!!!ライオン!!!!めちゃくちゃ間近で見れる!数十センチ先にライオン!!って感じ!

しかもエサやりも見れた。

オス同士がエサを取り合って「グルルルル」って唸り合っているところも見れてすごい迫力でした。テレビで見てたのよりすごい唸り声!!!!獣って感じだ!!感動しました。

 

 

以上です。

…見てお分かりの通り、絵がうまいわけでもないのに、この5枚の絵を描くだけでかなり体力消耗しました。もう…眠い…

 

あ、今日サウジアラビアの生徒と少し喋ることができました。

嬉しかった!いろんな国の人と触れ合いたい(^^)/

では今日はこのあたりで。See ya!

NZ-DAY12 I'll go to the new class

今日は普通に学校行きました。

昨日休んだことをいろんな人が心配してくれてすごく嬉しかった(*´▽`*)

 

今週から、日本人の70歳近くの女の人が生徒として学校に来ています。

その人に留学の目的を聞くと、「年を取って脳が衰えるのを防ぐため」っておっしゃってて、「すごいな」と本気で思った。

この年で一人で海外に行こうというバイタリティーに感動しました。

いくつになっても挑戦する心を持ってるすごく若々しい人だなと思うと同時に、自分もいつか年を取ったとき、何にでも挑戦できる人になりたいと強く思いました。

が、、、学校には「Only English Policy」というものがあって、学内では英語しかしゃべってはいけないルールがありますので、

その方に自分の感動を詳しく伝えることができず、「I respect you.」とだけ伝えました。

 

でも、私は積極的にならないといけない!!

だから明日、私はその人をなにかしらの食事に誘おうと思います。

2人で日本語で喋ってみたい。その人の考えについてもっと知りたい。

 

特に海外では積極性が求められますからね。

とてもいいことです。

日本でも続けていけたらなぁ。

 

そう言えば、タイトルと全然違う話してた。

しかもここで終わろうとしてた(笑)

 

わたくし、なんと来て2週間で上のクラスに行きます!!(*´▽`*)

「upper intermidiate」クラス!!まあ直訳すると「中級の上の方」。

本来この学校には「upper intermidiate」の上にもう一つ「Advance」クラスがあるのですが、そのレベルに該当する生徒がおらず、現在は開設されていません。

そのため学内で一番上級のクラスです!!!

まだまだスピーキングとリスニングはままならないけれど、学校の方は友達も勉強も順調っぽいのでこの調子で頑張ります(/・ω・)/

 

来週は日本人の生徒が団体で大量に来るらしいので友達作り頑張ろうと思います。

日本では積極的に話しかけるの恥ずかしいけれど、ここでは全然。

初めての人でも挨拶するのは当たり前だし、見かけた人に積極的に声をかけても別に何ともありません。

 

さて、また明日。

See ya!

NZ-DAY11 THE GREAT EXPERIENCE

突然ですが、一昨日の夜から昨日の夕方まで、入院していました。(疲れすぎていてブログを更新できませんでした。)

全てが初めての経験でした。体験したすべてを記事にしようと思います。

 

まず一昨日の20時半ごろ、お風呂から上がった後、時々起こる心臓の発作に襲われました。

日本でも何回か精密検査を受けていたのですが、いつも発作が終わった後に検査を受けていたため、原因が分かりませんでした。

日本の医者には発作中に心電図を取らないと分からない、と言われました。

 

年に1回ぐらいしか起きない発作だし、2月に起きたところだからニュージーランド留学中は起きないことを願っていたんだけど起きてしまい…

見知らぬ土地での発作に動揺してしまい、ホストマザーにそのことを伝えると、病院に行こうということになり、車で連れて行ってもらいました。(夜中なので緊急外来)

 

まず、受付でいろいろ聞かれ、書かされた後に、超かたいベッドに寝かされ、心電図を取りました。なおこのままずっと心電図につながれっぱなし。

その後医者がやってきて、

「脈が速すぎる」

とかなんとか言ったあとに、なんかよく分からないまま点滴用の針を刺され、そこからチューブに何本か血液を抜かれました。

その後、(中身が何か知らされぬまま)点滴をさせられました。点滴バッグの文字を読む限り生理食塩水っぽい。(人生初点滴wwwwww)

しばらくして看護婦が何人かやってきて、脈拍数を下げるためによく分からない液体を針から直接何本か注入されました。

「What's that?」

って聞いたら

「0.9%chloride…(この後聞き取れず)」

と言ってたのでおそらく生理食塩水…?

でもその液体を注入されると(緊張してたのもあるけど)130を超えてた心拍数が100前後にまで下がりました。

 

ここからが地獄。定期的に看護婦が血圧を測りに来るんだけど、いったい私の体に何が起きているのか、まったく医者が説明しに来ない。

そのうえ、いつもなら2時間以内で収まる発作がいつまで経っても治らない恐怖もあって、気が狂いそうになりました。

緊急外来がこの町に一つだけだったので、人がいっぱいで医者の手が足りないのです。

ていうかニュージーランドでは慢性的に人手が足りない。

きっとここでは自分から聞かないと何も教えてくれないと思い、しばらくして医者がやっとこさ診察をしに来たタイミングで、

「Are there any problems in my ECG ?」

と聞いてみると…(なお言い回しが正しいかはわからん)

なんかわからないけれど

「P波がない」

みたいなことを言ってました。

「Is that common ?」

「Is this dangerous ?」

とさらに聞くと…

「Yes.」

「No.」

と言ってたので、ひとまず少し安心…。

しかしそこから、どう治療するのか、いつ帰れるのか、何も言ってくれない、あるいは言ってても聞き取れてないまま夜が明けました。

きっとこの夜に体験した恐怖は一生忘れないだろうと思います。言葉が思い通りに伝わらない国で発作が何時間も収まらず、心電図と点滴につながれたまま夜を明かしたのです。

しかも、布団がない!!穴の開いたでっかいタオルみたいなやつ1枚だけ!!ナースが

「Warm enough ?」

って聞いてくれたから

「No!」

って伝えたら、ブランケットでも出してくれるかと思いきや…

再び登場でっかいタオルwwwww

まじかよそれしか無いんかよwwww

そして点滴も、看護婦がチューブに超空気が入ったままつなごうとしたから、

「Is this OK ?」

と指をさして聞くと、

「Oh」

とか言って空気抜き出すしwwwwww

やばいやんwww大丈夫かwwwと余計に不安が募りました……。

点滴終わった後も全然誰も来なくて自分の血液が逆流して点滴チューブを上に上に伝って行ったのを見て怖くなってきてナースコールを押しました。

本当にすべてが恐怖。

朝になり、何の説明もないまま何かの薬を飲まされました。

で、朝の9時半ぐらいに通ってる語学学校の日本人スタッフがお見舞いに来てくれ、そこからは通訳をある程度してくれました。

しかしそこからもまた長い。本当に日本と比較しちゃいかん。朝10時ぐらいに、看護婦が

「もうすぐ担当医が説明に来ます」

って言ったのに

実際に来たの14時wwwwwww

まじでwwwwwww

「She will come soon」

って言ったのに4時間wwwwwww

「soon」って何、すーんって。すーんって数分じゃないの???時間感覚どうなってるの???

まだあります。朝食をだしてくれたんだけど、内容なんだと思います?

トースト。

バター。

シリアル(もちろん砂糖なし)。

牛乳。

オレンジジュース。

以上。

えwwwwここ病院だよね??こんな栄養偏った食事でいいのwwww

シリアルとトーストってwwww

でもこの時点で私は完全に気が滅入っていて食事なんてできるような精神状態じゃなかったので、シリアルに牛乳をかけて、それを半分だけ胃に押し込みました。

 

で、14時になり、やっと担当医が説明に来ました。

あんまり聞き取れなかったけど、日本人スタッフの助けもあり、ざっと理解できたことは…

・私の心房と心室の動き方がおかしい

・今すぐに死ぬとか、そういう危険はおそらくないけれど、放っておくと心臓に負担がかかる

・病棟を変える

・ハミルトン(大きな町で大きな病院がある)の病院にいる心臓のスペシャリストの先生と、どうやって治療すればいいかメールで相談して、それを参考に治療する

みたいなことでした。

 

説明の後、すぐに病棟を移動することに。心臓専門の病棟みたいです。歩いて移動するのかと思いきや、なんとベッドごと運んでくれた!!

すごい!!初めて体験しましたベッドごと運ばれるやつ。

 

移動した病棟は…超絶奇麗!!今までは緊急外来の病棟にいて、暗くて人が行きかっていて狭くて落ち着かないところだったんだけど、

全然違う!!!部屋には大きな窓があり、窓からはロトルアの湖と雄大な自然が見えます!!そしてすごく明るい!!なんだここは贅沢な病院だな!と、病院に来て初めてすごいと思いました。

どうやらハミルトンのお医者さんに聞いて薬を点滴して発作を止めることになったみたいなのですが…。

「まだ返事が来ない」

とか何とかで1時間ぐらい待たされ、薬が来る前に自然と発作が収まりました。

そして17時ぐらいにホストマザーが迎えに来てくれ、やっと退院することができました。

 

どうやら私の心臓には副回路があり、そこから電気信号が漏れてグルグル電気が回るような現象が起きているようです。

日本に帰ったらその電気回路をカテーテルで焼き切る手術を受けないといけません。でも緊急なわけではなく、帰るまでは薬を飲むことになりました。

その薬も不整脈なのですが、副作用もそれなりにある薬らしく、定期的に心電図を取って薬の効果などを調べないといけない(少なくとも日本では)のですが、

何日後にまた来てくださいとか全く言われず…大丈夫かとても不安です。

でも、医者を信じて飲むしかないかな…

 

という長い長い1日でした。

こんな経験、二度としたくないけれど、誰でも経験できるようなことではないし、結果的に私の不整脈の本当の原因が分かったので、今から思うとまあよかったんだな、という感じです。